世界へ、 変化と危機を 機会に変える! 2024年、転換期日本の象徴的な「事件」

2024年年初、日本を象徴する企業が、あり得ない 象徴的な「事件」を起こしています。トヨタグループの日野自動車やダイハツによる安全試験の認証不正、(自動車の創業を支えた)トヨタ織機によるエンジン試験の認証不正問題。

安全第一の製造業に於いて、最も重要な「信用」を損ねる大事件です。

様々な要因の絡んだ結果かも知れませんが、背景には家電、自動車等といった日本 組立産業時代の終焉を告げるものかも知れません。皮肉にもトヨタは、初の株式時価総額50兆円突破の年ですが。

過去、日本を支え、80年代は「Japan as No.1」と言わしめた産業は組立産業であり、今持って政財界で主流派としての役割を果たしています。

過去、米国は「自動車は国家」とさえ例えられたものの、日独による追い上げによりGMが凋落し、国策として一早く金融、コンテンツ、ITへ舵を切りました。日本は今、ガソリン車からEVへの切替えの遅れ、比較的製造コスト安であった中国、韓国、インドのアジア勢に追い上げを食らっています。

逆に今、元々アベノミクスで「第三の矢」として断行する予定だった「構造改革」を為す機会です。ある種、イノベーションの一つは、ITと融合した「コンテンツ」時代の幕開けかも知れません。

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世界の分断には、それぞれに積年の背景があります。更に背景には 欧州のロシア、中東のイラン、極東の中国と北朝鮮の反米連帯があります。欧州では、クリミアに端を発したロシアによる2022年のウクライナ侵攻。中東では、ハマスの攻撃に端を発したイスラエルによる2023年のパレスチナ侵攻。共に出口の見えない戦争に突入しています。第一次世界大戦に見る様に、戦争は、局地に端を発し世界に連鎖するもの。更に極東では、中国による台湾侵攻へ連鎖しなければと願われます。

中国は昨年、零コロナ政策終了後、不動産バブルが崩壊しました。日本では今年、日銀が零金利解除、利上げに踏み切り、通貨の信用下落に繋がるリスクが顕在化します。

歴史に於いては、危機が同時多発するケースが多々あります。危機は起きないに越した事は無いですが、確り備えていく事が必須。事業も国内に綴じた展開では、これらリスクに対応できません。

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日本の主力産業はプラザ合意以降、組立産業中心にガラパゴス化、内需型にシフトしました。一方、コンテンツ産業は、ゲームとアニメ系が世界に向け、市場の扉を一つ一つ開いてきました。

音楽、映像等に於いても今、世界の方からアジアに対して世界の扉を開きつつあります。

ICAとしても、人々の心に刺さる「アニメ」や「和」のコンテンツ等を 世界へアプローチする切っ掛けにしたいと思います。

現在、北米、南米、中国のパートナーと共に、世界に向けたコンテンツとして、アニメ系のカテゴリを打ち出し、「和」コンテンツとしては「ビートルズ×全国伝統工芸」コラボのプロジェクトを進めています。ビートルズは、昨年末の新譜発売より世界のチャートを席巻しています。

本プロジェクトでは、当アーティストとコラボし、SDGsのトレンドに乗った自然素材、時代の試練を経て来た、普遍性持つ全国の「伝統工芸品」をテーマとしています。

今後の展開として、ビートルズや「和」コンテンツを取り上げた実績ある北米メディアへの情報リーク。普遍的な形状の伝統工芸品をキービジュアル、アイキャッチとして画像、動画の訴求を行います。大阪万博やカジノIR含め世界に目を向ける 大阪を最初の発信拠点として立ち上げます。

今回、商品の訴求には演出のディテール、商品のクオリティにこだわる必要性を感じています。