5G革命「第一幕」、「メタバース」の入口へ

今、ウクライナ戦争は最終決着まで長期化の様相を呈しています。

戦争という極限の戦いに於いても、司令部では日々、液晶画面に向かいAIがメタバース上でヴァーチャル上のシミュレーションを行っています。

5G革命によって、ウェブ上の表現が2次元から立体となり、より動的で精緻なシミュレーションが可能となりました。あらゆる分野に於いてこの影響が及んでいきます。(GAFAの一角を為すFACEBOOKも、現状のサービスは物足りなく感じられてきます。)

戦う土俵が再び、ゼロ・リセットから始まるという事です。

メタバースの世界では、ゲームの様にリアル世界とは全く別世界が展開されるという分野が生まれています。

一方、リアル世界と対称的なヴァーチャル世界が展開する分野も構築されています。

生身の人間は動物であり、戻るリアルの場所が必要です。リアルでは、戻った場所で常に接する「モノ」があります。全てのモノがIoTでネットに繋がり、リアルと対称的なヴァーチャルの世界が展開され、リアルと相互作用するヴァーチャルの世界が求められているという事です。

ICAは創業よりライツマネジメントの一環として、流通と宣伝のインフラストラクチャーの構築を目指してきました。10年間はデジタルに於いて、その後の10年間はフィジカルにて、そのインフラ上で マネタイズの環境づくりに努めてきました。

これからの10年間は、愈々、デジタルとフィジカルの世界がクロスオーバーするパラダイムに移行します。

現在、「フィジカル」に於いて、ICAが事業化をはかるマーチャン事業で 取り組むべき課題は、石油化学素材から自然素材への移行が進むという大きな変化です。

一方、「デジタル」に於いては、リアルと対称的なヴァーチャルの世界の構築が始まります。

リアルで活動するクリエーター、アーティスト等は4D化し得るものであり、ヴァーチャル上でも同等の活動が可能となります。5G時代も勿論、デジタルに於いては2D時代にICAが苦労した偽物、違法コンテンツも溢れる事でしょう。但し、今回は 進化したNFT等のブロックチェーンの仕組みによって、唯一のライセンス(オリジナル)の特定が可能となります。

メタバースの世界に於いては、新たなライツマネジメントの形として、リアルと対を為す4D化したヴァーチャルのコンテンツの運用が可能となります。

クリエーターやアーティストサイドから求められる機能は、変わらず流通と宣伝の環境づくりです。ICAは、コンテンツ運用の「プラットフォーム」構想の中で、クリエーターやアーティストに対して永続的に、流通と宣伝の環境を提供し、コンテンツの利用を活性化し、ライツマネジメントを行います。

リアルと対称を為すメタバースの世界に於いても、現在、ICAがフィジカルで培いつつあるリアルでのネットワークやノウハウは非常に有効だという事です。

これから、未開のメタバースに広がる「大海原」に於いて、リアルのコンテンツの4D化という機会が見え隠れしています。ICAは、リアルとヴァーチャル両面で、ゼロ・リセットからスタートする大海原に乗り出していく訳ですが、条件は世界同時、大企業も個人も同じです。大いなるチャンスと、同等のリスクが潜んでいます。

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現在、グローバル規模で政治経済的には通貨信用不安とデフォルト、国家財政破綻のリスクが生じています。5G時代に生じる変化と機会に対して、事業として資本の保全と利益とキャッシュ投資の循環によって、プラスのスパイラルをつくり、事業として継続的な進化を盤石なものにしていかなければいけません。

先ず、ICAの喫緊の最優先課題は、確実にマネタイズが読めるビジネス、「リアル」の流通ネットワークを活用したビジネス、「マーチャンダイジング」事業を今、一人立ちさせる事です。

その為に、2021年、販売管理費及び人件費の構造、原価の構造転換を為してきました。

又当期内に、構造展開と並行し、業務のシステム化とフローの一元化を完了させなければいけません。

「千里の道も一歩から。」

現在進めるキャッシュフローの「プラスのスパイラル」が今後、長期の事業の拡大再生産を生みます。

国境なき5Gネットワークの時代、その延長に海外での流通と宣伝のインフラ構築が可能となります。