2022年、5G革命、「第一幕」に向けて

2019年、バーニーズ・ニューヨークがチャプター11を申請しました。2022年、セブン&アイ・ホールディングスは傘下の百貨店 そごう・西武を売る判断をしました。セブンアンドアイの前身は、スーパーのイトーヨーカ堂であり、その新規事業がセブンイレブンでした。

物不足で「モノ」に価値ある時代には、万事屋、百貨店という「場」を提供するビジネスモデルが一世を風靡しました。伯父が年、ロッテ創業者重光氏とソウルでロッテ百貨店を立ち上げましたが、様々の高級ブランドも引く手数多であった様です。逆に、新興のスーパーの業態は大型チェーンも、ブランド側から卸取引を拒否されていました。

それが、「安さ」を武器(価値)に、ダイエー、イオン、ヨーカドー等の大型スーパーが興隆し、大量物流時代を支配し、スーパーが百貨店を買収するという逆転現象が起きました。

次に、コンビニエンスストアが(親会社の大量仕入れを武器に)コンパクトなコーナーに多品種を揃え、便利さという「付加価値」を武器に台頭しました。「安さ」を売るスーパーは、その子会社のコンビニに時代の主役の座を譲り渡します。

目に見えない「付加価値」が、より重要になって来たという事です。

更に今後、安さと便利さを求めるだけの小売は、Eコマースのビジネスモデルに集約されていくのかも知れません。

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2022年2月、ビートルズ公式最後の大型映画「GET BACK」が劇場上映されました。2021年のネット配信の後の公開でした。

過去、配信は、劇場公開の後リリースが通常でした。先ず、リアルで直接、映像を「体験」させる事でより多くのターゲットに横断的に訴求する為です。今は 公開と配信と同時 公開というケースが一般化しています。(*先行した類似現象として、音楽は過去1G時代、パッケージビジネスが全てでした。3G時代は、配信先行リリースというパターンが生じ、ここまではコンテンツが全盛の時代。4G時代、パッケージと配信は主客逆転しています。この安さと便利さを求める「場」のビジネスでは、広告モデルかサブリプションというプラットフォーム(場)が主役となっています。)

更に5G、映像の時代。ネットに於いても、更に「視聴」に収まらない「体験」が味わえるようになりました。

4Gまでは、概ねネットは安さと便利さを価値としていましたが、今後は、サービスに、安さや便利さのみでなく、ライフスタイルやストーリーが求められる時代。リアルのみならず、ネットに於いても 発見と体験といった 個々ユーザーに落とし込まれたストーリーとスタイルが求められています。自らのヴァーチャル上の「セカンドライフ」が興隆する時代。

これまでネット上でユーザーは、GAFAMに対して、貴重な自らの個人情報を譲り渡す事でサービスを受けてきました。今後は、無数に生じているコミュニティが、現在のFACEBOOK等コミュニティの中央管理型モデルを駆逐。刻一刻と変化する無数のコミュニティをAIが疑似モール化していく仕組みが取って替わるのかも知れません。

ネット上では、同質の者同士がセグメントされ、閉ざされたコミュニティで巨大な市場を形成していきます。ある種、集団の外の世界から見ると存在が知れない、ストレスない「無風状態」です。リアルの市場に顕在化し、異質なものとの摩擦によって初めて突然変異し、連鎖反応が生じ、ある種の社会的な「熱狂」やムーヴメントを喚起します。

又、ネットに於いて、唯一制限要素は視覚と聴覚という2感である事。リアルが提供する、ネットに代替できない価値は、5感に訴求する事です。より強い発見、体感(体験)が得られます。

5G時代は、このネットとリアル双方の特性を深く理解し活かしつつ、ネット上も「場」の提供のみではなく、求められる「付加価値」にフォーカスしなければいけません。

ICAは、ネットのコミュニティに生まれる「付加価値」、コンテンツ、ライセンスの運用を行います。そしてライセンス系コンテンツのプラットフォーム、「ICA PLATFORM」は、アーティスト単位で、「リアル」と「ネット」をクロスオーバーしコンテンツの運用を実践していきます。