激動の世界を生き残る@新たなビジネスモデル、価値観に移行する世界 3~ 2026年、事業 ≪ 個人 の生き残りと進化 〜
今、アメリカでは、以前は貴重な人財とされたホワイトカラーに リストラの嵐が吹き荒れています。初期、ニュースになったのはGAFAM。過去、「AIは 汎用的に人間の替わりをできない」との定説は覆りつつあります。人間によるゴールの設定後は「AIエージェント」自身がホワイトカラーに替わりリサーチ、試行錯誤、選択し、回答オプションを提示するまでに進化ました。今、更に進化し続けています。日本企業でも徐々に、中高年ホワイトカラーからリストラが始まっています。昨年からコニカミノルタ2400人(4月)、東芝5000人(4月)、資生堂1500人(2月)、オムロン1000人(2月)、イトーヨーカ堂700人等。日米共に(東芝は別として)業績の良い、黒字段階の企業に於いて、将来を見据えての現象です。一方で、接触型等のエッセンシャル系の仕事の需要は高まり、貴重な存在となりつつあります。人間対人間のリアルな接触によるビジネス需要も増している様です。
世の中、世界 が大変な勢いで変化する中、自らの頭で考え、自身の現状を変えていかなければ、逆に外部から変化を強要されるもの。或いは人であれ、企業であれ、行政組織、国家ですら衰退し、退場を余儀なくされます。
AIが、ある部分、人間の替わりを為していく時代に、先ず、人間に残される領域は「ゼロ→イチ」の分野です。
AIは、現段階では、過去情報の集積をベースに新たなロジックの組立てを行う為、全く過去から断絶したイノベーション、「突然変異」は苦手な様です。一つ、人間に残される領域は、五感、「体験」の領域。視覚と聴覚に関わるコンテンツは インターネットで送信、集積、解析が可能です。一方で、臭覚、味覚、触覚及び第六感の実領域は インターネットから切り離されており、AIの集積データベースには届きません。人間に残され、比較的ゆっくりと進化していく分野です。
我々は、新規ビジネスのイノベーションについて、ライツマネジメント事業の一環として、コンテンツの流通に着目して来ました。創業はインターネットの配信に於いてデジタル・コンテンツに。現在は物流のインフラに於いてフィジカル・コンテンツのビジネスを追求しています。特に現在は、国内外の「リアル」の場に於いて 「モノ」の流通に取り組む中で、益々、「体験」の価値が高まっていく事を感じています。
国内で、我々が確保した貴重な流通インフラは、我々が「最後の記録メディアの砦」と位置付けるシネコンのチェーンです。ここも「体験」の提供により興行、飲食、物販ビジネスを連動させ、成長しています。旧メディアのテレビ、ラジオ、紙媒体が衰退していく中で、(当初は一時期 衰退しつつあった)映画産業が、30年ほど前より、iMAX、4DX含む「シネマコンプレックス(Multiplex)を導入した事によって復活し 更に成長を続けています。この「体験の場」に於いて、我々の携わるフィジカル・コンテンツのビジネスが興隆しています。我々がネットビジネスから事業の軸をリアルに移行した後、構築した成長インフラの一つです。(*更に今後、我々は、この興行によって需要が喚起された リアルの場に於いて、パートナー事業社と共に、(フィジカル・コンテンツのみでなく)デジタル・コンテンツの訴求、販売にもチャレンジします。)
フィジカル・コンテンツに於いて変化が生じる要素は、流通のみではありません。我々が考えなければいけないビジネスの革新要素として、コンテンツの表現を構成し、モノ自体を存在せしめる大元、「素材」です。
近い将来、ある段階から世界に於いて加速度的に「ユーザー意識の変化」が生じるのは、脱炭素に対するものです。企業に於いても例えば、アップル社は2030年までに脱炭素を達成すると、ソニーは2040年までに達成すると宣言し、仕入先業者にも目標を共有し、条件通達をし、達成できる取引先を取捨選択していく様です。日本政府も2050年までに、カーボンニュートラルを目指しています。現時点、モノづくりの業界に於いて、一般消費者向けに使われる素材は、便利なプラスチック素材が多くを占めていますが。
人や企業は、現在の状態が今後も永遠に続くものと錯覚しがちですが、変化は必ず生じます。1970年代に先ずアカデミック領域から警鐘が鳴らされ、現在はクリエーター、ユーザーの意識に変化が生じています。「グローバルシチズン」のコンセプトに於いても 素材に対する意識は変化しつつあります。いずれアジア圏でも行政、政治のレベルから規制面での強化が進む事と思われます。
我々は今後、マーチャンダイジングに於いて自然素材・再生素材、手造りコンテンツを一つのテーマとします。
日本としてのアイデンティティを持ちつつ、インバウンドからグローバルへ向けて「和」コンテンツと「素材革命」のテーマを展開します。

最後に、当社の現場について。
将来の理想を見据えつつ、様々な課題を有している現実を 一歩づつ 前進させていかなければいけません。我々の日々の糧、給与の支払いからリソースの拡充、新規事業の立上げまで、必要な資金は「既存ビジネス」によってストックされています。この既存ビジネスも常に、激烈な競争で勝ち抜いていかなければ退場を余儀なくされます。
最近、厳しく編成営業 部門に話す事は、日々の業務に於いては、常に業務フローの革新、取引先の開拓と強化を行う必要性。業務フローの革新により 余力を持ち、取り引き先の強化を行います。業務フローの革新は、先ず、業務の各要素への分解、次に付加価値高い要素への仕事のシフト。その方向への業務の再構築。リソース投資と全社での役割の再分担 により実行していかなければいけません。
我々は 常に、現場自ら 仕事を再構築する意識を持ち、実行する事でのみ生き残り、それを継続する事で進歩進化に繋がります。与えられて行うのではなく、自立して自ら考え、計画し、行動していかなければいけません。何故なら、テーマが与えられ、結果を出すオペレーションは、遠くない将来、AIエージェントの方が人間より遥かに優れ、人間に取って替わる領域だからです。

