2025年、「和」のコンテンツは、世界を目指す!飛躍か衰退かの岐路にある今

世の中の反応で、常に不思議に思う事があります。例えば、コロナ禍の時期、初期と後期の死者数に対し世論の反応のアンバランスさ。又、経済死とコロナ死、更にコロナ死と他疾病との反応のアンバランスさ。例えば、現在の世界的なインフレの原因としてバイデン失策やトランプ関税等を議論する事。この本質は、コロナ禍当時に持て囃されたMMT理論含め、コントロール不可な状態にまで金融ジャブジャブにした結果。利上げに舵を切った日本中心に、今後、通貨の信用失墜は必然。例えば、第一列島線上の米中衝突は、日本が最も地政学的なリスクを負う事になるにも関わらず、流れに任せ、危機に向かいつつある現状。(日本こそ今、中台問題の軟着陸に奔走する時。)世の中は、本質を見ず、意識を持たず、流れに任せて動く事が多々あります。逆に、だからこそ我々自身は、常に世の中の目先の動きに捉われてはいけない。本質を見てつつ、サバイバルし、更に成長していく必要があります。

我々の携わるコンテンツビジネスは、昔から宮廷音楽、楽譜出版という生演奏の時代から、記録メディアの興隆よるレコードからCD、DVD。我々の創業を支えたインターネット配信と、流通のインフラ上では形を変えて来ました。但し、本質は、ライツマネジメントによってマネタイズが為されるという事。インフラの変化につき、我々はCDパッケージから配信への変化を経験しましたが、当時、変化は最初はゆっくりと、最終段階では加速度的に既存ビジネスのパラダイムを破壊しました。

重要な事は、目先の変化と、根底に生じている「地殻変動」を区別し見分けなければいけないという事。

現在、我々が携わるライセンスによるマーチャンダイジング事業に関して、生じつつある変化は、化石燃料、石油化学製品に対する制限です。人間は、場渡り的になりがちなので、この変化には非常に時間が掛かり、ゆっくりしたものとなりますが、いずれ必ず生じる変化です。

今年の我々のテーマに、「素材革命」がありますが、数年間は、自然素材や再生素材によるマーチャンダイジング事業のマネタイズは簡単でない領域。ここでライセンス面でブランディングを行い、直近から事業化可能な事業モデルによる「一点突破」を目指します。

現在進める制作 モチーフの一つが、「和」のコンテンツとのコラボレーション。

又、日本各地の聖地のコンテンツ化、「Discover Japan」というコンセプトです。日本各地のモノガタリの聖地の掘り起こしを行い、国内外のユーザーに日本に対する共感とモノガタリを提供します。

人々がコンテンツに求めるものは、ある種のナラティブ(モノガタリ)。音楽、映像、キャラクター含めデータやモノ、サービスは、形が何であれ、プライベートな「ナラティブ」を同じ属性のコミュニティ内で共通のモノガタリに昇華させてきました今、そのクリエーティブの組成プロセスがインタラクティブになり、又、デジタルとフィジカルが連動する世界観が登場。更に、AIも加わり新たなパラダイムが熟成されています。

常々、我々は今、飛躍か衰退かの岐路にあるという話をしています。

現在、ICAは未だシンプルな組織。その未分化の営業、管理は共に、幾つかの将来の種、要素を持ちつつ、自立化を為し遂げつつあります。

但し、与えられた既存フローによる「自立化」では不十分のみならず、危険でさえあります。常に、加速度的に市場やユーザーの求めるものは変化、進化している為です。今後普及していく循環型社会の価値観に於いてさえ、同様。常に新たなスキームとモデルへのチャレンジは必須。常に新たに、イノベーションを生み出すDNA、習慣化が必須です。「清流に於いて水は常に流れていなければ、淀んだ部分から腐って来るのが世の常。」